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2009年 05月 16日
♪♪ 京都東山  みっつ
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南禅寺&禅林寺(永観堂)と熊野若王子を離れ、白川通りを北上、
史跡 詩仙堂 丈山寺 へと走る。

これがなかなか見つからない、地図上では目と鼻の先にあるはずなのに・・・。
メイン道路を少し外れただけで、道は細く、山へと続く・・。

北白川大路交差点を強引に西へ、山道に入る。
Serowは、さすがに “ カモシカ ” とネーミングを冠されるだけあって、
少々の山路、峠道、未舗装路なんかは、お手のものやね。

そんなに派手でもなく、間口も狭い佇まいだったので、幾度となく見落としたが・・・。

  詩仙堂

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江戸時代初期の文人石川丈山の山荘跡。
国の史跡に指定されている。
現在は曹洞宗永平寺派の寺でもあり丈山寺と呼ばれる。
(Wiki参照)

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詩仙堂は徳川家の家臣であった石川丈山が隠居のため造営した山荘である。
名前の由来は、中国の詩家36人の肖像を掲げた詩仙の間による。
詩仙は日本の三十六歌仙にならい林羅山の意見をもとめながら漢晋唐宋の各時代から選ばれた。
肖像は狩野探幽によって描かれ詩仙の間の四方の壁に掲げられている。

詩仙堂は正確には凹凸窠という。
凹凸窠とはでこぼこの土地に建てられた住居の意味であり、
建物や庭園は山の斜面に沿って作られている。

丈山は詩仙の間を含め建物や庭の10個の要素を凹凸窠十境と見立てた。

1.小有洞の門(参道を上りつめたところ)
2.老梅関の門(玄関の門)
3.詩仙の間(読書室)
4.至楽巣(猟芸巣、堂上の楼)
5.嘯月楼(至楽巣脇の井戸)
6.膏盲泉(侍童の間)
7.躍淵軒(庭に下り、蒙昧を洗い去る滝の意)
8.洗蒙瀑(その滝が流れ込む浅い池)
9.流葉珀(下の庭に百花を配した)
10.百花塢(僧都:その他、丈山考案の円水を利用して音響を発し、鹿猪が庭園を荒らす
  のを防ぎ、丈山自身も閑寂の中にこの音を愛し、老隠の慰めとした。鹿おどし)
今も残されている。
(入館時のリーフレットによる・・。)

ゆっくりと時間をかけて、噛み締めるがごとく・・・歩を進めた。
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あだし野の竹林も素敵なのだが、ここ詩仙の竹林も負けず劣らず素晴らしかったよ!!

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歩く事2~3分で到着っす。(笑)

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ココで一つダメだしを・・・
拝観料を払って、入るわけだし
もう少し親切丁寧な対応が必要なのでは?
(・・できるだけ早く気付いてくれると良いのですが・・・。)

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自然な感じを失う事無く、手を加えられた緑はとても癒されます。
この緑の中には、命の赤に匹敵するくらいの生命力が宿っていると考えます。
できるだけ長い時間、見続けていたいと思う瞬間がそこにはありました。
京の緑にありがとう・・・ですね。
アッ・・でも紅葉の頃も捨てがたいっす。(笑)

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どこにでもある佇まいではあるのですが・・・ね。

鹿おどし

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  凹凸窠  詩人とともに  戯れる  自我の世界に  四季は巡りて    


    By   シゲ


余談ではありますが、ここ詩仙堂は坂道の途中にあります。
一度見落として坂のてっぺんまで上ってしまうと大変なことになります。

はっきり言って、どう考えてみても尋常じゃない坂道です。
まぁ・・山路・・なんですが・・ハィ。
山道だと思えば・・・。(笑)

言われるまでもなく、バイクで上まで上ってしまったのは・・・俺でした。(笑)

下ろうと坂道の途中で、Uターンを試み、体勢がやばくなって足をつこうと出しましたが・・届きません。
それもそのはず、下っている方に体勢がくずれたのでした。(爆)

遭えなく、立ちゴケの憂き目に・・・あーぁSerowのマフラーカバーにも傷が・・・・。

立ちゴケする前に、間違えたお寺・・・。
てっきりここを詩仙堂だと勘違いして・・尚且つ行き過ぎて・・挙句、立ちゴケっす。(爆)

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無念残念・・って、いゃいゃ・・そんな大層な話でもないのですが・・・ね。
京都のこの辺りに来る機会がある毎に、走りながらも笑が込み上げてくるのでしょうねー。



The  詩仙堂  詩人達の戯れ


by ninja9rs | 2009-05-16 10:19 | 2009京都巡礼BikeTouring | Comments(6)
Commented by travis_G at 2009-05-16 16:13
あああーっ。
立ちゴケはショックだよね・・・。
でもオフローダは傷も勲章だよ!

京都はほんといいよね~。
落ち着くと言うか、おの庭はすごいと思う。
日本人にしかつくれないよ!誇るべき文化ですよね!
Commented by ririhallo at 2009-05-16 19:58
あ~あ~ 綺麗ですね・・・やはり・・京都は美しい・・・・ゆっくり、のんびり、・・・徒歩で・・自転車(鹿?しか運転できない)でカメラもって歩いてみたい・・・・シゲさんほど・・上手くないけど・・・
京都までの交通費があったら・・・ラーメンは何杯???かな??
Commented by ray_alone1026 at 2009-05-16 22:57
こんばんわぁ^^

素朴で静かな佇まい・・・
とっても落ち着いた雰囲気です。
山奥でもSerowがお供ですから、安心ですね。
それにしても緑が綺麗。
京都はとても魅力的な場所が多いですよね。
今年は行けそうに無くて、残念!
その代わりにシゲさんの京都案内を愉しみにしています^^
Commented by シゲ at 2009-05-17 00:01 x
>>travis_Gさん・・
あああーっ。
あの時は何も乗ったままuターンしなくてもよかった。
バイクを降りて、押しながら切り返せばよかった。
でも・・後の祭りっす。
倒れたSerowを写真に撮れるほど、冷静さはなかったですね・・。
そのときの俺には、何かが足りなかったのでしょう。
少なからずも、幾ばくかの不安が知らず知らずの間に・・。

右足膝の裏側には、思い出としての青あざが残っています。(笑)
相棒のSerowとは一心同体、一蓮托生なので・・・ね。

900cに乗っていた時には、遠くへ遠くへの想いしかなかったけど・・・。
今は近くだって、こんなに感動できるんやって事が分かった。
初心に帰った気分でいっぱいです。


Commented by シゲ at 2009-05-17 08:38 x
>>ririhalloさん・・
おはようございます。
そうですね・・神戸市に住んでいて、けっこう灯台もと暗し・・ってのを思い知っていますね、今!!
ririhalloさん、う~ん写真にはあまり拘っていません。
相も変わらずバイクに乗っていると、現場存在証明(逆アリバイ)、自宅不在証明になってしまいます。(笑)
証明する必要は、別にないですけど・・・ね。

休日だったら、やっぱり高速道路ETC付き@1000の恩恵に与って・・
ラーメン3~4杯で収まるのではないでしょうか!!
(確認はとれていませんが・・・。)

ririhalloさん、ラーメン好きですか?
俺は、とってもとっても大好きですよ。







Commented by シゲ at 2009-05-17 09:01 x
>>ray_alone1026さん・・
おはようございます。
ここんところ晴れた休日の日には、きまって京都へ行っていますね!
京都には心惹かれる場所が多く、近く過ぎてなかなか行けてない事も多かったから・・今まで!
ロングツーリングで通り過ぎてたことも度々だったし・・・。
なので今は、満喫しています。
京都にはそれこそ色々な想いを抱きながらやってきますよね・・皆さん!
それぞれの想いを京都の寺社仏閣に託して、それぞれの日常へと帰ってゆくのですよね。
三都物語とは良く言ったものです。
京都、大阪、神戸・・それぞれに味があって最高です。


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